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仏像販売 - 観自在菩薩と妃(シャクティ)


麗しきチベットの観音菩薩


47213-仏教仏像「観自在菩薩と妃(シャクティ)」


チベット仏教では、悟りの境地を陰陽の融合のように男女の性愛に例え、このような歓喜仏を礼拝します。世界の神秘主義にも、よく似た思想がありますが、このように、高度な芸術として制作されることは、とても類い希なことです。

元来、仏教にとっては異性との接触はタブーであり、仏が神の妃(シャクティ)を抱く姿で表されることはありませんでした。
しかし、後期密教においては、ヒンドゥー教の女神崇拝の影響を強く受け、今までタブー視されていた性行為をも肯定的な意味を持たせて積極的に取り込むようになりました。
そして、仏たちは菩薩のように着飾り、自分達の妃を抱く姿で表されるようになったといわれています。

本作は、観音菩薩の変化観音である六字観自在菩薩が、妃(シャクティ)を抱く姿が表された非常に珍しい作品です。この菩薩は四臂(四本の腕)を持つことから、四臂観音ともいわれています。
四臂観音は、四本腕の一対の右手で数珠、左手で蓮華を持っています。そして、もう一対の両手で妃を抱きながらも、サンプタ合掌(十指を集め、両手の間に少しの空間を残す合掌)をしています。

本作は、崇高な意味でのエロティシズムと東洋的な精神性の融合が見事に形となった作品です。

■サイズ:高さ240mm x 幅190mm x 奥行160mm
■材質、仕上げ:銅造、彫金仕上げ


税込価格:¥172,800

(本体価格:¥160,000)


- 販売終了いたしました -


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47213-仏教仏像「観自在菩薩と妃(シャクティ)」

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解説:観自在(観音)菩薩


■観自在菩薩は、梵名を「アヴァローキテーシュヴァラ」といい、観世音(観音)菩薩ともよばれ、慈悲の菩薩として人々の信仰を集めています。
■梵語では、「見守る者」を意味し、救いの手を差し伸べるといわれています。また、その名をとなえれば七難をまぬがれ、礼拝すれば財を蓄え福をなすともいわれていて、今も多くの人々が篤く信奉しています。
■様々な時代や地域で信仰され、慈悲の心は広大無辺で、それぞれの人にあわせて導くということから、いろいろな姿に表されてきました。有名なのは千の手を持つ千手観音、馬の頭を頭頂にいただく馬頭観音などがあります。


解説:六字観自在菩薩


■観自在菩薩の変化観音として、チベットでは最も人気のある菩薩です。「六字」とは、チベットや中国で非常に有名な真言である「オーム・マニ・パドメー(ペメ)・フーム」(オーム、宝珠と蓮華よ、幸いなれ)という6つの音節が神格化されたものです。
■六字観自在は四臂(四本腕)を持つことから、四臂観音ともいわれています。四本腕の一対の両手で合掌をし、もう一対の右手で数珠、左手で蓮華を持っています。
■通常は、脇侍として、右には蓮華の中に住する「マニダラ(宝珠を持つ者)」がおり、左には先の「六字」が女神化した「六字大明妃」がいます。


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